2020年05月29日
面会制限の一部緩和について

いよいよ、全国で新型コロナウイルス感染症に関する「緊急事態制限」が解除となりました。しかし、ウイルスはしたたかに存在し、未だワクチン開発は途上で、治療方法は確立されていません。
要介護度が高く、基礎疾患を有する高齢者施設では、ご家族の皆さまはもとより、従事する職員も感染防止に緊張しながら、日々の介護を行っています。
社会の感染流行を見て、行政からは施設対応の方向性が示され、未だかつて無い強固な面会制限を行ってきました。
この間、担当介護士からの情報提供(郵便通知)、電話連絡、また、タブレット映像を介してのオンライン面会を開設したりで、何とか少しでも心がつながる方策を試みてきました。
関係皆様のご努力のおかげで、なんとかウイルスの侵入は免れ、今日まで無事に経過することができました。
しかし、長期の面会制限には限界の兆しが見えはじめ、面会に関するお問い合わせが増えてきました。
この度、緊急事態宣言の解除を受け、誠にささやかながらですが ①飛沫防止対策を施した特定の場所で、また②予約した時間で、③面会時間の制限をもって、④面会者の健康チェックや問診結果良好に限り、徐々にFace to Faceの面会を行うこととしました。
ご家族様にはその旨本日通知を行いました。
第2波、第3波到来も想定されますが、ウイルスは皆無とならないこれからの社会、よりよい新たな生活様式、方法を探りつつ、従来と違う様々な方式を見いだし進化していかねばならないと思っています。 決して第2波到来とならぬよう関係者全員で努力していきましょう。安心と喜びと満足の時間が流れることに切に期待しています。